愛媛県議会って何?税金の使い道は?年金は大丈夫?など、分かるようでわからないことって多いですよね。 ここでは簡単に、政治に関する知識を、分かりやすくお伝えできればと思います。

(*参考文献 <<日本の政治がヨーク分かる本>>辻 雅之著 秀和システム発行)

国会議員は何人いるのか

現在、日本の国会議員の定員は衆議院480名、参議院で242名の合計722名です。

2世議員が多いわけ

政治家に必要なものとしてあげられる「三つのバン」があります。それがカンバン(看板)・ジバン(地盤)・カバン(鞄)です。看板は知名度を、地盤は後援会組織を、鞄は個人と後援会が持つ潤沢な資金を指しています。
当選するのに必要なこれらの要素を一から揃えるのは、並大抵のことではありません。しかし、2世議員ならこの三つを親から引き継ぐことができます。

このような事情から、2世議員などの世襲議員が増えていったと考えられています。

衆議院の役割

・内閣総理大臣や予算を事実上決定する重要機関

衆議院は「国民の声を正確に反映する」といわれ、大きな力を与えられています。これを「衆議院の優越」といいます。そのなかで特に重要なのが、内閣総理大臣を指名する権利です。

予算案についても衆議院の決議がほぼ自動的に優先します。さらに、衆議院は予算を先に審議する権利(先議権)を持っているため、衆議院で予算案が決議されれば、新聞は参議院の決議を待たずに「予算案成立確定」などと報じます。

参議院の役割

「数の代表」といわれる衆議院に対して、「理性の代表」といわれるのが参議院です。
参議院は議員任期が6年と長く、解散もないうえ、半数の議員の任期が3年ずれているため、選挙では常に半数の議員の改選となります。つまり、常に総選挙を行う衆議院と違い、議員構成の連続性が高いといえます。
こういったことから、往々にして国民の感情に左右される衆議院と異なり、長期的な視野で法案などの審議をしていくことが参議院には求められています。

通常国会、特別国会って何?

・予算作成が大きな目標の通常国会、必ず首相指名を行う特別国会

国会は年1回必ず開かれなくてはならないと、憲法で定められています。憲法に沿って開かれるのが通常国会(常会)です。
通常国会は、毎年1月に召集されます。年度末である3月末までに、次年度の国家予算(本予算)を決議します。通常国会は、国家財政を国民の代表が監視する「財政民主主義」を保証するという、重要な役割を持っています。
特別国会(特別会)は、衆議院の解散総選挙の後30日以内に召集されるもので、内閣総理大臣を指名するための国会です。

なぜ参議院には解散がないの?

参議院議員の任期は、衆議院より2年長い6年です。しかし、解散のある衆議院議員の平均任期は3年弱くらいですから、実質2倍の任期を勤めているといえます。
これは、参議院議員には衆議院議員にない長期的な視野を持ち、じっくりと政治に取り組むことが求められているからです。

与党安定多数になるとどうなる?

安定多数とは、すべての常任委員会の委員長を与党議員で独占できる数のことをいいます。衆議院では252、参議院では129です。

そうなると、法案の実質的審議は与党内部に移行することになり、国民から見た審議の透明性が失われてしまう可能性があります。そのため、委員の定数や委員長ポスト選任方法の見直し論も主張されています。